犬の脱走を経験したことってありますか?
飼い主の隙をついてあっという間に離れて行ってしまいます。
帰ってくる確率はどのくらいなのかを考えるとゾッとしてしまいますよね。
脱走は事故の危険性がかなりあるので、させないことが大切です。
しかし犬は私たちの想像以上の身体能力で、少しの隙間、一瞬の油断などから脱走をはかります。
脱走して見失った場合、帰ってくる確率はあるのでしょうか。
実は私も飼い犬が脱走してしまった経験があります。
愛犬を車から降ろそうとドアを開けた瞬間、ものすごいスピードで飛び出していったのです。
幸いにも車の往来もなく、そのまま走って戻ってきたので事なきを得ましたが、かなり焦って肝が冷えました。
今回は、犬が脱走した場合の帰ってくる確率や脱走理由、またその時の必要な対応について解説していきます。
犬の飼い主であれば必見ですよ。
犬の脱走には4つも理由がある!対策と併せてご紹介
犬が脱走をしてしまう理由はいくつかあります。
まずは脱走理由をみていきましょう。
- 首輪やハーネスのゆるみ
- 好奇心から
- 運動不足
- 恐怖や驚きでパニックになったとき
1.首輪やハーネスのゆるみ
サイズの合っていない首輪やハーネスを付けていると、引っ張った時や体をねじるだけで簡単に抜けてしまいます。
交通量の多い場所で万が一抜けてしまったら最悪の事態につながることも。
しっかりと愛犬の首周りに合うサイズで装着しましょう。
2.好奇心から
玄関や車のドアを開けた一瞬の隙間から飛び出すこともよくあります。
外の世界への興味・関心が強くて出て行ってしまうのですね。
玄関であれば、ドアの前まで行けないようにゲートを設置することが有効です。
車の場合、リードは装着した状態で車に固定しておく、ドア開閉時は同乗者に犬を抑えてもらうような工夫をしましょう。
3.運動不足
日ごろから散歩に行けていないと運動不足によるストレスを抱えます。
その結果、外に行きたい・走り回りたいという気持ちが強くなり脱走につながってしまうのです。
適度な運動をさせてストレスを発散させましょう。
毎日散歩に連れ出すのが難しい人は、休日などの時間のあるときにドッグランに連れて行くような配慮してあげると良いですよ。
4.恐怖や驚きでパニックになったとき
臆病な性格の犬に多いのが、パニック状態になって脱走してしまうパターンです。
工事や雷の大きな音、動物病院に連れて行ったときによくあります。
臆病な性格の犬を散歩や病院など外に連れていくときは、首輪とハーネスの両方を装着してダブルリードにするのがおすすめです。
外飼いであれば、少しの隙間もないようにあらかじめフェンスでしっかり囲いましょう。
パニック状態の犬はフェンスをよじ登ってでも脱走をはかります。
足がかけられない形状のもので、犬の体格に合った高さのものを選ぶことが重要です。
また、室内飼いであっても油断は禁物。
窓を蹴破って出て行ってしまう事例もあります。
怯える様子があれば目を離さないこと、留守番はケージでさせ窓は閉めておくなど、万が一に備えた対策が必要です。
実際に、動物病院が嫌すぎて脱走している犬をみかけたことがあります。
たとえ建物内だとしてもドアが開いた拍子に素早く出て行ってしまうので、注意が必要です。
特にパニックになるとがむしゃらに遠くへ行ってしまって、自力で帰ってくる確率が少なくなってしまいがちです。
愛犬の性格をしっかり把握して、外に連れ出すときは普段から気を付けるようにしましょう。
犬が脱走しても帰ってくる確率はある?迷子犬の3つの行動パターンを解説
- 犬の姿が見えているとき
- 近所で迷子になっている
- 犬自身も知らない土地まで行ってしまったとき
1.犬の姿が見えているとき
公園内など、目につく範囲で離れてしまったときは帰ってくる確率が高いです。
その場合は焦って追いかけると遊んでくれていると勘違いすることもあるので、無理に追いかけることはやめましょう。
名前を呼んだり、おやつをちらつかせたりして犬の気を引くことでこちらに帰ってくる確率はグッと高まります。
犬がこちらに注目しているのであれば、あえて背を向けて、来た道を戻るような素振りをみせるのも有効な場合があります。
2.近所で迷子になっている
たとえ見失ってしまったとしても、そこまで遠くに行っていないのであれば自力で帰ってくることも。
家に帰ってくる確率も考えて、外に探しに出る人と自宅で待機する人に分かれておくと良いでしょう。
3.犬自身も知らない土地まで行ってしまったとき
帰ってくる確率が低いのが、犬の移動距離が大きいパターンです。
パニックで周りが見えない状態に陥っていると、より遠くへ無我夢中で走って行ってしまうこともあります。
体格に恵まれている犬であれば簡単にその足で数十キロ移動することができます。
犬自身も知らない土地に来てしまえば自力で帰るのは非常に難しいです。
帰ってくる確率は脱走距離が伸びるほど低くなってしまうのですね。
これら以外にも、溝など狭いところにはまって身動きが取れない状況になっていることも。
臆病な子は物陰に隠れて出てこない可能性も考えられます。
犬の性格や脱走した状況によって、帰ってくる確率が違います。
私は過去に公園内でリードが外れてしまったことがあります。
愛犬は気が付かずにそのまま進んで行ってしまうのでとても焦りました。
たまたまおやつをもっていたので、こちらに呼び戻して捕まえることができたのです。
おやつはそういうときにも役に立つので持ち歩いていて損はないですよ。
事前にできる対策として、
首輪やハーネスに犬の情報と飼い主の連絡先を記載した札をつけておきましょう。
保護されやすく、帰ってくる確率も高いです。
見つからない理由は情報発信不足?愛犬が脱走したら飼い主がまずやるべき5つのこと
脱走してしまったら、飼い主は落ち着いて次のような行動をとりましょう。
- 脱走方向を覚える
- 保健所や警察に連絡を
- 動物病院にも連絡を
- ネットで呼びかける
- チラシを作成して配る
1.脱走方向を覚える
走り去っていった方向は必ず忘れないようにしましょう。
捜索する際の大きな手掛かりになります。
帰ってくる確率に影響しますので、覚えておくことが重要です。
2.保健所や警察に連絡を
犬を保護してくれる施設に連絡を入れましょう。
保護されたときに連絡をもらえるように、自分の連絡先も伝えておくと良いです。
住んでいる場所の付近はもちろん、犬の移動距離を考えて隣接する市や県にも問い合わせすることで帰ってくる確率が高まります。
3.動物病院にも連絡を
もしも犬がケガをしている場合は、保護した人が病院へ連れていく可能性もあります。
かかりつけやそれ以外の付近の動物病院にも問い合わせをしてみましょう。
帰ってくる確率を高めるためにも手あたり次第連絡すると良いです。
4.ネットで呼びかける
SNSを使って情報の発信をしたり、迷子犬の掲示板サイトで呼びかけたりすることも有効な手段の1つです。
ネットは拡散が早いので、大きな範囲で広めることが可能でしょう。
より多くの人に伝えることで帰ってくる確率が高まります。
5.チラシを作成して配る
愛犬の情報が分かるチラシを作成することで、さらに目につきやすくなります。
写真を載せて犬の性格や見た目の特徴、飼い主の連絡先を記載すると良いです。
動物病院や交番など、人の目に触れやすい施設へ配ると帰ってくる確率も上がるはずです。
とにかく情報を発信して呼びかけることで帰ってくる確率は高くなります。
捜索をするのはもちろんですが、脱走して見失った場合はすぐに各方面に連絡を入れると良いでしょう。
まとめ
- 脱走理由は犬の性格やストレスが影響することもある
- 犬が帰ってくる確率は脱走理由によって変わってくる
- 捜索と同時に情報の発信をしておくことで帰ってくる確率は高まる
今回は犬が脱走する理由とそのときの正しい対応をご紹介しました。
1番は脱走させないことですが、犬を飼っていれば誰にでも起こり得る可能性はあります。
脱走をさせないためにも、考えられる脱走経路は塞いで日ごろから用心しておくことが大切。
犬の性格も念頭に置いておくと良いですね。
愛犬との楽しい毎日のためにも、今回ご紹介した対策や対応方法を覚えておくと良いでしょう。
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