小型犬~超小型犬に分類されるチワワ。
小柄な体形や大きな目がとても可愛いですよね。
ウルウルとした目で見つめられると、つい甘やかせてしまいたくなります。
しかし、甘やかせすぎるとわがままになり、自分の要求が通らないと吠えるといった「無駄吠え」が多くなってしまいます。
吠えれば飼い主が自分に対していいことをしてくれる!と認識してしまうのです。
チワワが吠え始める時期は、その子の性格にもよりますが、早いと生後2~3か月から要求吠えが出てくるようになります。
生後2~3か月というと、多くの飼い主さんが家に迎え入れる時期に当たるのではないでしょうか。
しつけなどの服従訓練をどのようにすれば無駄吠えをしないようになるのか、まとめてみました。
チワワが吠え始める時期はいつ?
犬を飼い始めようとする方は、自分が求める犬のタイプや飼育環境を考えて、向かい入れる犬種を決めることが多いのではないでしょうか?
犬種をいくつかのグループに分けるとチワワは愛玩犬に分類されます。
家庭犬、伴侶犬として育種された犬種です。
プードルやパピヨンなど、小型で人が大好きで友好的な犬種が多いです。
その中でもチワワの性格は主に「警戒心が強くて勇敢、保守的で怖がり」と言われています。
もちろん個体差や環境によっても変わってくるので一概に「〇〇な性格!」と決めつけることはできません。
私の友人は全く性格の異なる2頭のチワワを飼っている人がいます。
1頭目は迎え入れたときから大人しくて物事を俯瞰して見ている、その上グルメで潔癖なチワワです。
しかし、2頭目に迎え入れたチワワは休む暇なく動き回る野生児!怖いもの知らずで、なんでもガツガツ食べて潔癖とは程遠い・・・そんな性格の差に、驚きの連続だそうです。
犬も人間と同じように、外向的な子、内向的な子、怖がりな子など様々な性格の子がいます。
それでは一般的に吠え始める時期に入るのはいつころなのでしょうか?
特に気の強い性格が遺伝しているチワワは生後2~3か月から吠え始める時期に入ることが多い
生後5か月から徐々に恐怖心が芽生えてき生後7か月頃からは自我が芽生え始めてきて、反抗期が始まります。
人間の2、3歳児でいうイヤイヤ期のようなものです。
人間の子供のイヤイヤ期は成長過程のものであり、大人になってもイヤイヤしている人はいませんよね。
犬の場合はそうではありません。
吠え始める時期の服従訓練を怠ると、吠え癖が付いて成犬になってからはなかなか直すことが難しくなる
私がまさにそうでした。
吠え始める時期に愛犬に対して指示がブレブレで中途半端な服従訓練をしてしまったことで、気づいた時には吠え癖が付いてしまっていました。
言うことを聞いてくれない、なかなか進歩しないなど、飼い主さんは大変な思いをすることがあるかもしれません。
しかし、ここで飼い主が諦めずに、吠え始める時期に行う服従訓練が、それからの愛犬との生活の暮らしやすさを左右します。
吠え始める時期の前のしつけを怠らない!無駄吠えがあるとトラブルも・・・
人間が言葉を発したりするように、犬は吠えることで自分の意思を伝えたり、周りとコミュニケーションを取ります。
しがし、先述したように吠え始める時期からの服従訓練をしっかり行わないと無駄吠えがひどくなります。
以下のようなトラブルにも繋がります。
近所迷惑
隣近所との距離が近い場合や集合住宅に住んでいる場合、飼い主が制止できずに、吠えっぱなしにしていると近所迷惑になってしまいます。
ご近所トラブルに発展にすることもあるので、服従訓練をして愛犬をコントロールできるようになりましょう。
入店お断り!
近年では犬と入店できる飲食店や、犬と泊まれる宿泊施設も増えてきています。
愛犬をお留守番させたりペットホテルに預けることなく、一緒に楽しめることができます。
吠え始める時期までのしつけがままならず、吠え癖がついてしまった犬はほかの利用客とのトラブルを防ぐため施設への入店を断られてしまうケースもあります。
ケガ
吠えると犬自身も興奮状態になり、思わぬ事故を招くこともあります
私の愛犬は散歩中に苦手なもの(バイク、野良猫、大きな飼い犬など)に遭遇すると全身で吠え続けてしまいます。
ある時、制止ができずハーネスが抜けてしまい道路の反対側へ飛び出しました。
幸い、車が途切れていたのと、すぐに捕まえることができたので事故には至りませんでした。吠え始める時期のしっかりとした服従訓練ができていなかったのです。
この経験から、吠え癖がつくと周囲に迷惑をかけるだけでなく、愛犬を危険にさらすリスクも増えるのだと思いました。
これらのことを避けるためにも、吠え始める時期に入るまでの服従訓練をしっかりと行うことか大切です。
賢いチワワに育てる服従訓練とはどんなのもの?
先述したように、チワワは生後2~3か月から吠えて要求をしてくることが増えます。
吠えるたびに構って要求に応えることを飼い主が行うと「吠えれば要求が通る」「飼い主が思い通りに動いてくれる」と学習して、わがままに育ち吠え癖が付いてしまいます。
チワワが吠え始める時期の生後2~3か月から服従訓練を行い、飼い主がコマンドを出して出来たら褒めることを繰り返すことが大事
出来たらすぐに褒めましょう。
大袈裟かなと思うくらいよく褒めることが大事です。
最初はご褒美におやつをあげて、楽しい気持ちで服従訓練を行いましょう。
服従訓練における基本的なコマンドの種類
- お座り/座れ・・・犬をその場で座らせる基本的なしつけとなります。
- 待て・・・お座りした状態からその場から次のコマンドがあるまで制止させることです。
- よし・・・待てで制止させた状態を解除するときのコマンドです。
- 伏せ・・・お腹をすべて地面につけている状態です。お座りよりも次の動きまでの時間がかかるので制止しやすくなります。
- 来い・・・犬を自分のもとへ飛び戻すときに出すコマンドです。どのような状況でも呼び戻せることでほかの犬とのトラブルやケガをさせないことができます。
以上の服従訓練を、時間をかけて行いましょう。
指示をすぐに覚えられないかもしれません。飼い主側も長い目で気長に行うことが大事です。
小さいチワワだからこそ!服従訓練でやってはいけないこととは?
服従訓練と言っても恐怖や痛みを与えたりすることは厳禁です。
服従訓練は以下のことに気を付けて行いましょう。
1.飼い主の気分で接し方を変える
愛犬がいけないことをしても日によって怒ったり怒らなかったりすると、「何が良くて、何がダメなのか」を愛犬が理解できなくなり正しい行動がとれなくなります。
特に家族で飼われている場合には全員で対応を統一することが大事です。
2.時間がたってから怒る
犬は短期記憶と言われています。10秒前のことは忘れています。
先述したコマンドや「ごはん」「散歩」など好きな言葉は覚えていたりしますよね。
しかし、10秒前にいたずらしたことや粗相などの失敗については時間がたつと忘れていま
す。
何に対して怒られているのかわからなくなるので、いけないことをすぐに「ダメ」「いけない」と言わなければなりません。
3.体罰を与える
言うことを聞かなくても手をあげてはいけません。
叩いたり、蹴ったりしていうことを聞いたとしても、それは恐怖で委縮しているのです。
飼い主への信頼、さらには人間に対して恐怖心を持ち、新たな問題行動につながりかねません。
特にチワワは頭の骨が塞がっておらず、空間が生じている場合が多いです。
衝撃が脳に伝わりやすいので命にかかわる事態になりえます。
また、チワワは骨や関節が弱い犬種と言われています。
服従訓練と言って軽い力で叩いたり蹴ったりすると、骨折や関節を痛める可能性があります。
服従訓練で出来ないときに何度も叩いたり、蹴ったりするのは厳禁です。
出来たら「良い子!」と褒める、出来なかったら「ダメ」と短くはっきりと言う。
これを徹底して、信頼関係を気づいていきましょう。
まとめ
- チワワは生後2~3か月で吠え始める時期に入る
- 吠え癖を付けず、愛犬との生活を楽しもう!
- ご褒美をあげながら服従訓練をしよう!
- 服従訓練はお互いの信頼関係によって効果を成す
チワワはとても愛嬌のある犬種です。
チワワによって吠え始める時期は違ってきますが、服従訓練は吠え始める時期に入ってしまってからでも遅くはありません。
飼い主からのコマンドに従えるようになるよう、服従訓練を日頃から行うようにしましょう。
出来るときと出来ないときがあっても飼い主がめげずに服従訓練を繰り返し行うことで、愛犬との生活が有意義なものとなり暮らしやすくなります。
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