小さいチワワを室内で飼いたい!と思い、迎い入れる方が多いのではないでしょうか?
小さいながらも勇敢な姿はとても可愛いですよね!
しかし、うるさいほど吠えることが頻繁にあり、ご近所への迷惑になっているのでは?と心配になる飼い主さんもいるのでないでしょうか?
家の中だけでなく、ドッグカフェや犬連れ可の施設などであまりにうるさいと利用を止められてしまう場合もあります。
吠えてしまうかとドキドキしていたら楽しいお出かけも緊張で疲れてしまいますね。
飼い主が愛犬の吠える理由を考え、その対策を行えば、飼い主も愛犬もストレスフリーで過ごせること間違いなしです!
また、突然吠えることが多くなったときは飼い主に伝えたい深刻な理由があるのかも・・・。
どんな理由があるかを知っておくことで、対策がしやすくなるでしょう!
チワワが吠える理由は?
犬は吠える生き物でが、ペットとして人間と生活する上で吠えるべきでないときには吠えないよう対策が必要です。
それは飼い主が教えなければならないしつけになります。
また人間の声のように、犬の吠える大きさも様々。
ゴールデンレトリーバーやハスキーなどの大型犬は、大きな見た目と同様に野太い声(のぶといこえ)で鳴きます。
それに対して小型犬の鳴き声は個体にもよりますが、キャンキャンと甲高い声(かんだかいこえ)で鳴くイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
幼いころ遠方の祖父母の家には秋田犬がいて、とても大人しくゆったりとしていました。
私に向かって吠えてきた記憶もなかったこともありませんでした。
そのため、私は犬が吠えることに対しては、
大型犬・・・ゆっくり堂々としていて、吠えることが少ない
小型犬・・・近くを通るだけでもキャンキャンと吠える、少しうるさい
このような印象を持っていました。
散歩中の、特に小型犬が良く吠えているところを目にすることが多かったためです。
特に体の小さいチワワの吠える声は甲高いためうるさいと感じてしまいました。
それではチワワがうるさいほどに吠える主な理由はなんでしょうか?
主に5つの理由が考えられます。
- 縄張りを守るため
- 要求を通すため
- 興奮しているため
- 不安な気持ちや恐怖心から
- ストレスや運動不足のため
縄張りを守るため
チワワは「体は小さいが勇敢で、警戒心が強い」性格です。
自分の縄張りに入ってくるものには、相手が自分より大きくても吠えることが多いです。
要求を通すため
チワワの可愛い見た目から、つい甘やかしてしまうと「吠えると自分の思い通りになる」と学習してしまいます。
飼い主が吠えるのを止めさせるために要求を通してしまうと、吠え癖がついて延々とこの繰り返しになるでしょう。
興奮しているため
少しの時間でも留守番をすると、あなたが帰宅したときに興奮して吠えて駆け寄ってくることはありませんか?
「飼い主が帰ってくる=すぐに遊んでくれる」と学習してしまっていることが理由です。
不安な気持ちや恐怖心から
勇敢で警戒心の強いチワワですが、飼い主に対しては愛情深く、忠誠心があります。
そのため、大好きな飼い主がそばを離れると不安や恐怖心が大きくなり、吠えるようになってしまうことがあります。分離不安の症状の1つです。
ストレスや運動不足のため
チワワは超小型犬のため、毎日の散歩は必要ないとも言われます。
しかし、犬は散歩でほかの犬の匂いや草花の匂いを嗅いだりすることで、情報収集をします。
人間がニュースを見たり新聞を読んだりして最新の情報を得るのと同じくらい重要なことです。
室内犬だから毎日外に出さないと、ストレスを感じます。
また、元気が有り余っていると吠える頻度も多くなるでしょう。
これらが、チワワがうるさいほど吠える理由です。
あなたのチワワがうるさく吠える理由はどれだと思いますか?
室内で暮らすチワワだからこそ!あなたに出来る対策とは?
超小型犬のチワワは、主に愛玩犬として室内で飼うケースがほとんどではないでしょうか?
うるさいほど吠えると、上下左右に響き渡り近所に迷惑をかけてしまいます。
最近はペット飼育可の物件も増えていますが、他の犬の吠える音は騒音と捉えられてしまいます。
ほとんどが正しい対策が取られていないのが現状。
チワワがうるさいほど吠えるときには、飼い主の対策が重要となります。
それでは状況別に対策方法を見ていきましょう!
- 要求吠え
- チャイムや来客吠え
- 留守番後の興奮吠え
- 物音に吠える
要求吠え
先述したようにチワワは室内飼いに向いている犬種ではありますが、毎日散歩をすることでストレスを発散できます。
ストレスが溜まっていると「散歩に行きたい!」と吠えてしまう理由になります。
対策としては、年齢や体力に合った質の良い散歩をするとこが一番大切です。
散歩でエネルギーを消化して、吠えるエネルギーを運動や散歩に使うようにしましょう。
また、うるさいほど吠えるときに目を合わせたり反応して話しかけたりするもダメ。
犬が諦めて吠えるのをやめるまで、目を合わせず反応するのを我慢しましょう。
この繰り返しで犬は「静かにすれば構ってもらえる」とちゃんと学習します。
チャイムや来客吠え
チャイムが鳴ると自分の縄張りに他人が入ることを学習してしまっていることが理由です。
チャイムの音に鳴れてもらうことが対策となります。
練習として家族の一人がチャイムを鳴らし、愛犬が吠える前におやつをあげましょう。
吠えたらおやつはなし!
チャイムが鳴ると良いことがあると認識させることが大事です。
留守番後の興奮吠え
犬と人間とでは時間の流れる感覚が全く違います。
たった1時間の留守番でも、犬にとっては4時間ほどの感覚なのです!
待ちくたびれた~!と、これが、あなたが帰宅したときは興奮して駆け寄ってきて吠えたりする理由です。
対策としては、帰宅したときにすぐに構ってはいけません。
愛犬が落ち着くのを待ちましょう。
興奮が治まったら、ゆっくりとした動きで接することが大切です。
物音に吠える
犬は嗅覚が鋭いだけでないのです。
聴覚も人間と比べると4倍以上も優れているって知っていましたか?
聴覚が優れているからこそ、慣れない&苦手な音を聞くと吠えてしまったりしますよね。
掃除機を例に対策を教えます。
まずは、いきなりそばで掃除機をかけるのではなく、存在から慣れさせることが必要です。
存在に慣れたら数秒ずつ掃除機の音を聞かせましょう。
吠えずに静かに出来たらおやつをあげて褒める、この繰り返しです。
あなたがすぐ実行できそうな対策はありましたか?
また、対策をすること=しつけをすることです。思い通りにないこともあるでしょう。
チワワは小型で骨も細いため、吠えるのを止めるために強い力を加えるのは危険。
叩く、蹴るなどの体罰は人間に対して恐怖を感じるようになり、他の問題行動にもつながるのでNGです。
うるさいほど吠える理由は病気が原因も?
対策を施して吠えることが無かったチワワが、吠えるのが止まらないときもあるかもしれません。
その理由としては、体のどこかに痛みや違和感あることを伝えたい気持ちがある可能性が。
人間のように言葉で伝えることはできませんので、「痛い!」ということを吠えることで伝えてきます。
あまりに吠えるようだったら、うるさいと思い上記のよう対策を取るだけでなく、身体のどこかに異常があるのか見てみましょう。
どういう理由で吠えるのか、愛犬の全身を確認することが必要となります。
- 椎間板(ついかんばん)ヘルニア
- 脊髄空洞症(せきついくうどうしょう)
- 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
- 認知症
椎間板(ついかんばん)ヘルニア
椎体と椎体の間にある椎間板というクッションの役割をしている組織が変性して、神経側に飛び出す病気です。
強い痛みを伴うため悲鳴のような鳴き声や吠えることがあります。
脊髄空洞症(せきついくうどうしょう)
脊髄に水が溜まって、脊髄を圧迫して起こる病気です。全身の神経障害となり、痛みから鳴いたり吠えたりすることがあります。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)通称:パテラ
チワワなどの小型犬に多い病気です。膝にあるお皿のような骨が正常な位置から内側や外側に外れてしまう状態をいいます。もともと外れやすい子も多いですが、フローリングなどで滑ったりして悪化してしまうこともあります。
認知症
シニア期に入っているチワワですと、認知症も考えられます。
自律神経が低下して、苦痛から突然激しく吠えるようになったりします。シニア期に入る前との行動の変化が多々あります。
膝蓋骨脱臼ではないのですが、友人の愛犬は先天性の股関節の脱臼で歩けなくなったことがあります。
ドッグランで走り回って遊んでいると、突然座りだして吠えだしたと思ったら次第にブルブル震えだしました。
友人が急いで動物病院に連れていき診てもらうと、すぐに入院して手術が必要な状態だったそうです。
友人の愛犬の場合は突然発症してしまいましたが、普段からたまに座り込んで吠えることがあったりする場合なにか理由があるかもしれません。
私も日頃から愛犬とのコミュニケーションを取り、異常がないか見ることが大切だなと痛感しました。
まとめ
- チワワの持つ性格からうるさいほど吠える理由がある
- 吠える状況別に対策を。諦めずに誉めて伸ばそう!
- 突然うるさく吠えるようになったなど、体の異常が理由かも!と感じたら動物病院へ
身体の小さいチワワは、その性格から自分を大きく見せるため相手の犬やモノにうるさく吠えたり、寂しさやストレスから吠えることがあります。
うるさく吠えることが続くと、他人への迷惑になるだけでなく、愛犬も体力を使います。
自分の意思が伝わらないストレスにもなるので、吠えてはいけない状況であることを飼い主が教えることが、吠えるのを止めさせる対策になります。
なぜ吠えているのか理由を考え、対策をすることで、愛犬との信頼関係がより良くなるでしょう。
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